フクダ精工が東大阪産業展に出展。近い将来、JIMTOF出展に向けたノウハウ獲得へ

フクダ精工 株式会社

フクダ精工 株式会社

岩崎和人常務

35回目を迎える東大阪産業展(11月9日、10日)に出展すると聞いて、フクダ精工の岩崎秀明社長、岩崎和人常務を訪問した。
 「昭和10年創業の企業であり、エンドミルでは最古参。会場ではフライス工具を生産する東大阪の企業というアピールを考えている」と岩崎社長。東大阪の工具メーカーとしてPRしていく考えだが、もうひとつ、今回の出展には、社内教育の一環としての意図がある。
 「近い将来、JIMTOFに出展、参加していくための、ノウハウを身に着けていきたい。常務を中心に参加への準備を進め、社内的な取り組みとして、昇華させていければとの思いがある」。
 出展を通じて、社内的な結束を図る機会になれば、意義はさらに深まることは言うまでもないだろう。
 「11月から創業88周年に入った。人で言えば米寿。喜ばしく、記念になる年でもある。何かを決意するタイミングと捉えた」。
 岩崎常務は「入社6年目になるが、なかなか対外的なアピールの機会を持ち得なかった。東大阪産業展出展を契機として、今後、弊社の質的変化も伴っていけるようにしていければ」との考えもあるようだ。
 今回、東大阪産業展はJIMTOFと日程的に重なっているが「JIMTOF終盤には、顔を出し、雰囲気を掴み取っていきたい」と訪問も視野に入れている。
 近況では、主力の切削工具に大きな変化はないものの、トリミングダイスは、2年間、堅調に推移しているそうだ。