サイトウ製作所のJIMTOFのテーマは「深穴加工」。動画駆使して「実例を見て頂く」
青木技術営業部長に100Dの工具を手に持ってもらった
深穴加工をテーマに、JIMTOFに臨むと言う。
青木技術営業部長は「加工できる工具がないから断っている仕事があると言われる。たとえば、溝の長い形状への対応。一般的には30Dを超える深穴加工用工具となると、なかなか選択肢がない。では、我々にできないか」との商機を深穴加工に見出している。
サイトウ製作所には小径で深穴に関する技術相談が多く舞い込む。
「JIMTOFでは、動画製作に注力した。ブースでは2つの60インチの画面を通じて小径・深穴加工に対する新しい提案と既存製品の加工技術データをアピールする」。
ブースを通じて①200Dの工具②外部給油タイプの深穴加工用工具③3D~7Dまでのフラットドリル-を披露、アピールしていく一方、JIMTOF初アピールとなるDLCについても要チェックだ。
「フラットドリルは3枚刃。求心性を高めた」と青木部長は付け加えたが、興味を惹くと言う点では100Dの微小径ロングドリルは是非、手に取って頂きたい。
齋藤社長に近況をヒアリングすると「昨年までの勢いに、落ち着きが見られるようになってきた。ただ、小径・微細分野は、ほとんど落ち込んでいない」との回答を寄せてくれた。
JIMTOFでは、学生応援企画が予定されているが、齋藤社長は「“学生のための”ものづくり業界セミナー」に講師として招かれており「切削工具で未来を切り拓く」とのテーマで講演を行う。