鳥居代表取締役就任 ノダプレジョン
特殊工具に特化したプロセスの再検討に着手へ
ノダプレシジョンの新社長に就任した鳥居武志氏
ノダプレシジョンは2月1日付で、鳥居武志代表取締役の就任を発表した。
鳥居代表取締役は、名城大学・交通機械工学科卒業後、自動車関連メーカー勤務を経て、オーエスジーに入社。製品設計に25年、品質保証に6年従事してきた。豊川市出身の59歳。
「人事発表の際、石川会長から、ノダプレシジョンの特性を活かした、ものづくりを整備していく必要があると思う、との言葉を頂いた。弊社はPCD工具づくりを得意とする、特殊工具に特化した企業であり、その流れを効率的に回していくためのプロセスの再検討ほか、品質保証の点でどのようにアプローチしていけばいいのか。就任と同時に自分への課題に設定した」と語る。
25年に及んだ設計では「顧客の要求事項の把握と、その具現化」に心血を注ぎ、品質保証の6年間では「会社の品質を背負うセクションとして、安定した管理状態」を追求してきた。
「当面は、リードタイムを短縮し、新案件にチャレンジできる環境づくりに着手しつつ、工場の安全面での強化に努め、従業員が安心して働けるよう配慮していきたい」。
生産品目としては40%~45%がPCD工具で占める。
「さらなるシェアアップに努めつつ、超硬の分野も拡充していきたい。売り上げでは10億円規模を目指し、従業員の生活レベルの向上はじめ、設備更新のためにも利益を出していきたい」。
現状は61人体制となる。