展示会を積極活用へ、
ＧＴＪではダイヤモンド工具に絞ってアピール

リアル展示会が復活を遂げていくなか、コイズミツールは、出展への意欲を高めている。
　「今年は、３月のＧｒｉｎｄｉｎｇ　Ｔｅｃｎｏｌｏｇｙ　Ｊａｐａｎ（以下、ＧＴＪ）１０月のメカトロテックに参加して、新規ユーザーにアプローチしていく機会としたい。従来、ほとんど展示会を利用することはなかったが、主力の自動車産業からの需要が乱れ、新たな会社の成長分野として、幅広い業界のお客様と接してみたいと思い、活用を考えるようになった」と言う。
　コイズミツールでは、カスタマイズされたユニークな超硬工具も手がけているが、メインはダイヤモンド工具づくり。
　「今後、特に狙っていきたいのがφ３ミリ以下。大手工具メーカーも、あまり手がけておらず、この世界の需要を刺激していければと思っている」。
　特に日本市場では、部品が小型化、精密化を辿ってきており、ダイヤモンド工具の需要が拡大してきており、フォローの風が吹いている。
　「レーザー加工機を中心とした、業界でもトップクラスの各工程設備を最大限利用したい。もちろん、オペレーターの習熟もキーを握る。いずれにせよ、世の中にないものを形にしていくことが大切だと考え、ＧＴＪでは、ダイヤモンド工具オンリーで攻めていく。オリジナル形状を創造していくための前向きな意見交換に期待したい」。