今年はメカトロテック出展を計画するフクダ精工
2023年の標語を「和誠」に設定

フクダ精工 株式会社

フクダ精工 株式会社

岩崎社長

フクダ精工の岩崎社長を訪問し、2023年の目標を中心に、新春インタビューを試みた。
 「2023年の標語を『和誠』と設定。和は、社内のベクトルを合わせ、協調しつつ、シナジーの発揮を期待し、誠は、信頼を醸造し、内外に信頼が宿れば仕事がやり易くなるとの思いを託している」。
 昨年は大阪産業展に出展し、今年は名古屋で10月に開催されるメカトロテックに出展を計画。近い将来にはJIMTOFへの参加も射程に入れているそうだ。
 「展示会への出展機会を捉えて、市場に対する社内スタッフの意識付けを強化させていきたい。社内全体として、新たなニーズの把握意欲に繋がってくると思うからだ」。
 昭和10年に切削工具製造で創業し、昨年11月から88周年に入った。人で言えば米寿を迎えたことになる。受注→生産→出荷(売上)という流れが、日本人の平均寿命を超えた時空のなかで、引き継がれてきた。
 フクダ精工の現状は、売り上げベースで75%が切削工具、25%がトリミングダイスで構成されている。
 「今年の目標になるが、切削工具については、新製品を最低でも1品目は追加したい。一方のトリミングダイスは、この3年間、一貫して、上昇し続けており、増え続ける受注に対し、スタッフの社内コラボを追求し始めた」と言う。
 トリミングダイスへの対応のみならず、世代交代を考慮しても「多能工化」を推進していく考えだそうだ。
 「自らと、仲間を鼓舞し、明るく頑張る。成功のイメージを持ち続けたい」。