ヤマトからモジュラータイブの防振エンドミル発売。振動抑制し、安定加工に寄与。
ヤマト 防振エンドミル モジュラーヘッド.jpg
ヤマトからモジュラー化された防振エンドミル「M-BPL4」という新製品がリリースされた。
田中社長は「従来からの一体型防振エンドミルに加え、4月からモジュラー化したタイプの防振エンドミルの本格販売に踏み切った。不等分割・強ネジレ不等リードにより振動を抑制。安定した加工を実現していく」と語る。
3月に開催されたマルヨシ(広島)の展示会に出展し、すでに手応えを感じているそうだ。
また、従来の一体型防振エンドミルの刃長はこれまで120ミリまでだったが金型ユーザーでは「140ミリの側面加工が多い」とのニーズを織り込み、既に150ミリまでラインナップを増やしている。
「弊社ではモジュラーシリーズの拡充を図っており、コアエンドカッタをはじめ、Tスロットカッタ、千鳥刃Tスロットカッタ、さらにアルミ加工用としてアルマックスエンドミル、アルマックスボーリングカッタなどをラインナップしている」とモジュラーヘッドの層の厚みが増してきている。
市況環境として、コロナ禍に突入してすでに3年が過ぎ、4年目に入った。
「半導体ほか、部品不足によって、自動車のラインが止まるといった不測の事態が発生、その影響は想像を上回った。弊社にとって需要の高い分野だけに、業績にストレートに響き、低空飛行を余儀なくされてきた」と言う。
5月には、京都のタナカ善のプライベートショー出展を計画しており、回復に向け、新たなニーズを探っていくことになる。
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