宮本金沢支店長が提案するOMNIedgeの回転部品向けAI診断サービス(ADV)。

THK株式会社

THK株式会社

宮本金沢支店長

MEX金沢THKブースに宮本金沢支店長を訪ねた。
 「北陸エリアの主要な舞台は工作機械関連で、この流れで、引き合い、受注を見れば、LMガイドやボールねじになる。が、産業を問わず、今、旬を迎えているのが、OMNIedgeの回転部品向けAI診断サービス(ADV)。これまでに比べ、対象となる範囲が飛躍的に拡大したことも影響しているだろうが、手応え抜群、と言ってもいいだろうか」。
 今年3月のスタートから、わずか2か月余。市場への訴求は早い。AIが回転部品の異常や故障を推定し、メンテナンス内容まで、推奨していくと言うものだ。
 「モータ、ポンプ、ファンなどの回転部品のメンテナンスは、ひとつの工場を取り上げるだけでも膨大な量に上り、保守保全には日々の定期巡回が不可避。ADVには、ヘルススコアを算出するアルゴリズムが採用されており、これまで現場が苦労していた、しきい値の設定を一切不要とした」その代わりに「取得した振動や温度データの傾向と特徴をもとに、ヘルススコアを算出し、回転部品の状態を判断。故障の予想と推奨メンテナンス内容を簡単、手軽に提供させて頂く」。
 従来からのリモート監視機能とADVを併用することで、巡回工数の軽減、最適なメンテナンス時期の見極めと実施、といった相乗効果が期待できる。
 このほか、LMガイドやボールねじを組み入れたアクチュエータ、さらに一歩進んだユニットソリューションなど、モジュール製品も目白押しだ。