ワルターエワーグジャパンが創立20周年記念祝賀会&オープンハウス実施。本社からハリー・ラインCEO来日

ワルターエワーグジャパン株式会社

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挨拶する池田社長

ワルターエワーグジャパンが創立20周年を迎え、7月6日には三河安城のホテルで記念祝賀会とG200などのデモを伴ったオープンハウスが執り行われた。

 祝賀会冒頭の挨拶で池田社長は「20年前と言えば、松井がヤンキースに入団した年であり、同じくアメリカ・カリフォルニアで、テスラ社が設立された年」と思いを馳せながら「私自身は、入社7年目になる。本日はドイツ本社からハリー・ラインCEO、アヒム・シリウスCSO、そしてアジアパシフィックの責任者であるマイケル・シュミットのドイツ人3人が来日、顔を揃えた」とあいさつ。
 ハリー・ラインCEOは「日本に初めて来たのは1985年。ジャパンの設立は2003年だが、それ以前からお世話になっている方々も出席されておられる」と懐かしさを噛み締め、アヒム・シリウスCSOは「元々は測定機のプロダクトマネージャーをやっていた」と自己紹介し、マイケル・シュミットは「皆様のご支援なしには我々は存在しない。感謝している」と嬉しさを言葉にした。
 来賓あいさつでは、オーエスジーの岩城第4製造部長が登壇し「弊社は1995年にヘリトロニックパワーを設備して以来、その後、測定機の導入やソフトウエア・ツールスタジオを駆使するようになるなど、ワルターの活用頻度を高めていった」と振り返り「昨日まで中国に滞在していたが、電気自動車の走行が目立つ。中国系、次いで欧州系が目を引いたが日本車はほぼゼロ。EV化により自動車の部品点数が減り、ティア2、ティア3クラスは生き残りをかけ、次のステージに向けて準備していく必要に迫られる。貴社には深掘りした技術、あっと驚く技術に期待し、今後、50周年に向けて共に歩んでいきたい」と結んだ。
 最後にワルタークラブ会長の小泉コイズミツール社長がユーザーを代表して祝辞を寄せ、岩城部長、ハリー・ラインCEO、アキム・シリウスCSO、マイケル・シュミットアジアパシフィック代表らとともに勢いよく、鏡開きを行った。
 引き続き、段取り時間で差別化する、PCD工具向けのコンパクトライン、ワールドワイドで販売が展開されている、省スペースを特長とする新製品G200の紹介ほか、顕微鏡タイプの新測定器としてヘリチェックナノが解説された。
 オープンハウスでは、場所をワルターエワーグのショールームに移し、PCD工具づくりで実績を積み上げているパワーダイヤモンドやワールドワイドで販売スタートしたG200のデモを実施。スピード感を体感した。

鏡割りでは、左から小泉社長、シュミット・アジアパシフィック代表、アヒム・シリウスCSO、ハリー・ラインCEO、岩城オーエスジー第4製造部長により勢いよく行われた
鏡割りでは、左から小泉社長、シュミット・アジアパシフィック代表、アヒム・シリウスCSO、ハリー・ラインCEO、岩城オーエスジー第4製造部長により勢いよく行われた

ショールームでは新製品G200、パワーダイヤモンドのデモを実施
ショールームでは新製品G200、パワーダイヤモンドのデモを実施