究極のマザーマシン謳うPJ812ほか、新製品4機種出展。さらなる高精度、高機能へ。

三井精機工業株式会社

三井精機工業株式会社

究極のマザーマシン謳う「PJ812」

 

「さらなる高精度、高機能への挑戦」をテーマに、三井精機工業は今年発表した新製品4機種を公開。うちJIMTOF初となる2機種から見て行こう。

 

ジグボーラーの高精度位置決めと高品位形状加工を実現した究極のマザーマシンを謳う「PJ812」の特長は①熱変形を考慮した門形シンメトリー構造②新摺動機構で0・1μm送りに追従③ボールねじ軸心冷却、摺動面冷却等による発熱対策で安定した軸送りを実現④新開発の主軸熱変位補正でZ軸の変位量は従来のおよそ3分の1に改善⑤主軸中心とZ軸駆動部の距離を最小化、Z軸静剛性が従来機比6倍以上に向上‐など。

 

「Vertex55X Ⅲ」もJIMTOF初公開で「最小の設置スペースで最大の加工エリア」を実現した初代からの特長は継承しつつ、ベッド剛性の向上と主軸熱変位補正機能のバージョンアップに重点配慮されている。

 

今年発表されたジグ研削盤の新製品「J350G」は「開発で最も力を入れたのが砥石自動切込みストロークの拡張(2mmから53mm)で、これにより1本の砥石で加工できる穴径の範囲が飛躍的に拡大した」というエポックメーキング的マシンのようだ。

 

角スライド機の中でトップクラスの早送り速度・加減速度を実現した「HPX63H」は、従来機の早送り速度毎分32mから54mにアップ。しかも加速度は0・5Gを達成している。設置スペースも従来機比14%削減されている。

 

vertex55x_iii

Vertex55X_III