イスカルジャパンがＵＴＳ（ユーザーテクニカルセミナー）開催
改善事例発表では８社が登壇

イスカルジャパンは１１月２２日、神戸市内の神戸テクニカルセンターで、製造現場の加工ユーザーを対象とした「２０２３　ＵＴＳ（ユーザーテクニカルセミナー）」を開催し、全国から、およそ８０人が参加した。ＵＴＳ開催はコロナ禍の影響で４年ぶりとなる。
　冒頭の挨拶で岡田代表は「２００４年の初開催以来、ご参加頂いているユーザー様は延べ１３００人以上。国内製造業の生産性向上に寄与していくことが最大の目的で、製造現場の課題解決、収益性アップに貢献していく機会になれば幸いだ」と語った。
　また、営業サイドからは、製造コスト診断サービスである「ＴＤＰ（ツール・ドクター・プログラム）」で原価低減に寄与した発表が行われたほか、今やデジタル工具管理に欠かせなくなってきている「ＭＡＴＲＩＸ」や高付加価値製品の最新工具の紹介が行われた。
　改善事例発表では、参加ユーザーの中から８社が登壇し、イスカル製工具の活用によって、ボトルネック工程が改善され、生産性向上とコストダウンに繋がった事例などが紹介され、参加ユーザーからは「工程集約、製造コストの低減、切りくず処理の改善、ビビリ抑制など具体的で非常に参考になった」との感想が寄せられた。
　その後、施設内の工作機械を用いて、事例発表で採用された工具を含む、独創的で優位性のある最新工具のデモ加工が行われた。