創業25周年迎えるライノス。欧州の特徴ある工具の輸入販売通じ、日本のものづくりをサポート
テクニカルショウヨコハマでアピールする濱口営業課長(右)と涌井営業スタッフ
ライノスが今期、25周年を迎えている。
東野社長は「創業当時、32歳だった私が4月で57歳になる。スピード感は年々、早まっており、諸先輩方の言うとおりになってきた」と歳月に思いを馳せながら感慨深そうに言う。オリジナル工具を織り交ぜつつ、欧州の特徴ある工具の輸入販売を通じて、日本のものづくりを支えてきた。四半世紀はやはり大きな区切りに違いない。
「ただ、最近の為替は仕事の上で、真っ向からアゲンストの風を吹き付ける元凶だ。特にスイスフランは半端ではない」。
参考までにスイスフランの変遷をなぞってみると、2022年1月で119円55銭、2023年1月では138円70銭、そして今年1月では166円27銭。
「だが、皮肉なことにヒルトラインはじめスイスの商材の売れ行きが堅調で、顧客満足度が高い。2022年7月1日以降、価格を据え置いているので、いつまで円安が継続するのか、気が気ではない」との本音も。
今年に入ってからの需要喚起と言う点では、2月7日から3日間にわたってパシフィコ横浜で開催されたテクニカルショウヨコハマに輸入協会の枠で初出展した。
アテンドした濱口営業課長、涌井営業スタッフは「切削加工のユーザー様も多数出展しており、ブースにお立ち寄り下さった際に、当社のカタログを持っていかれた」そうだ。
高精度な穴加工と平坦な底穴を高能率で加工可能な弊社オリジナルのボトムドリルリーマーはじめ、ノルウェー・クラウン社のアクリル加工用1枚刃超硬エンドミル、全長150ミリと言うロングシャンク仕様でクロス穴や裏バリ取り加工に使用可能なボールポイント超硬バリ取りカッター、さらには穴の位置決め加工の工程削減や抜けバリ抑制に最適な超硬のシックスマージンドリルなどをアピール。
「これらは2023年度の新製品であり、是非、一度、お試しければ」と訴えた。