自動車、航空機、医療の3分野に注力。マシニングセンタ、自動盤によるデモ加工も。
熊木営業企画部副部長(右)と漆原部長補佐
プレゼンでは、日本メーカーとして初の取り組みであるマシニングクラウド上での製品の使い方を披露 三菱マテリアルは、「YOUR GLOBAL CRAFTSMAN STUDIO(あなたの、世界の、総合工具工房)」をブランドメッセージとしてソリューションとサービスを提供してきた。JIMTOFでは、「総合工具工房」のより一層の具体化を図る。
切削工具メーカーでは最大規模となる30コマのブース内には、自動車、航空機、医療のソリューションごとに部品と工具を展示。「応える・叶える・超える」をテーマに顧客の要望に応え、これを叶え、顧客の予想を超える開発、サービス、営業を自動車、航空機、医療の3産業で展開し、顧客に寄り添った細やかな対応をしていく。
「単純な製品のアピールではなく、お客様一人ひとりの状況に応じて、部品ごとに最適な工具を提案し、どういう効果が得られるかを提示していく。また、たとえば新規の材料を用いた部品加工への転換をお考えのお客様にも対応させて頂く」と、熊木義孝営業企画部副部長は語る。
また、ブース内にはインサート、ミーリングカッタ、ソリッドエンドミル、カッター、特殊工具、精密工具等から拡充を含め10数種に及ぶ新製品も展示。
さらに、DMG森精機製マシニングセンタ「MILLTAP700」、シチズンマシナリー製自動旋盤「L20」を設置し、マシニングセンタを用いた自動車・航空機部品の切削、自動旋盤による小物部品の旋削加工を実演する。
さて、三菱マテリアルは、日本メーカーとしては初めてISO13399に準拠した「切削工具データ提供」を開始し、カタログもこれに対応した表記に移行している。会場で行われるプレゼンでは、インダストリー4.0の到来に対応したマシニングクラウド上での同社製品の使い方が披露される。
最後に、「今回のJIMTOFから『応える・叶える・超える』をテーマにきめ細やかなソリューションを提供する。会社全体でサポート体制を整え何としても決めたことを最後までやり抜く、という姿勢で取り組んでいきます」と、熊木副部長は述べた。