東新商会は渡部新体制がスタート(5月1日付)。4月はセールを実施、「足元は悪くない」
東新商会の渡部新社長
東新商会は、このほど、任期満了に伴う役員選任を行い、5月1日付で室田泰成社長の退任、後任として渡部哲郎社長の就任を決定した。Cominixからの初の社長であり、本紙は就任早々の初日にお邪魔し、抱負を聞く機会を得た。
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渡部新社長の前職はCominixの卸部門である第一営業本部長。
「1990年に入社し、以来34年間、卸一筋に活動を展開してきた。人(ディーラーの方)と繋がりを持ちながら、目標を共有して仕事ができることに鼓舞され、鍛えられてきた面は大きい。感謝の言葉しかない」。
Cominixグループとして、東新商会は5期目に入った。
「前期の4期目で大阪営業所を開所し新規開拓を行って、順調に売上を伸ばしていることもあり、黒字ベースが定着してきたが、就任早々の仕事は、スタッフとの交流を通じ、実情の詳細を把握していくこと。そのうえで、まずは東日本エリアでの基盤の再構築を目指していきたい」。
足元の状況については、4月からスタートしているセールの影響で「悪くない」。
渡部新社長の印象は紳士的で、穏やか。「平和外交」を通じた人間関係の構築に重心を置くタイプと見た。
今後の東新商会から目が離せない。