単結晶ダイヤモンド工具の標準化第2段販売へ(8月1日)新たに6種類、計11種類に。年間1億円を頑張井目標に設定した日新ダイヤモンド

株式会社 日新ダイヤモンド

株式会社 日新ダイヤモンド

神谷社長

日新ダイヤモンドは、8月1日から、標準化された単結晶ダイヤモンド工具「N‐Brand」の「第二弾」計6種類の追加販売に踏み切っていく。昨年10月リリースの第一弾と合わせ、N‐Brandは総計11種類に拡充されたことになる。
 神谷社長は「ニッチ市場への提案となるが、標準化することで、カタログとデータ力という、市場開拓ツールを手に入れることになる。弊社は今後とも、N-Brandを通じて、世界初の単結晶標準化に挑戦し続けていく。ご期待、ご協力いただければ幸いだ」とアピールする一方、個別の製品にも言及し「世界に類例を見ない先端に溝を付けた単結晶ドリルの標準化や世界初とも言える0・3ミリの2枚刃エンドミルなど、積み重ねてきた単結晶ダイヤモンドの技術力を梃子に、いっそうの差別化に磨きをかけていきたい」と意欲を見せている。
 生産に当たっては、真空炉、レーザー加工機といった、先端の生産設備は不可避であるが、日新ダイヤモンドでは、単結晶ダイヤモンド製造のアプリケーション能力の獲得とセットで使いこなしている。
 「N‐Brand全体で、年間、1億円の販売を目指していく。客観的には超硬からのリプレースを促していくいくことになるだろう」。
 今回、追加された6種類の特長は以下の通り。


 ▼N-Insert(単結晶ダイヤモンド旋削用インサート)・・・非鉄金属・樹脂等の加工で、切削加工のみで鏡面を実現。ISOに準拠した単結晶ダイヤモンドのインサートップで、小径加工用インサートを追加ラインナップ。
 ▼N‐ChamferMill(単結晶ダイヤモンド面取りカッタ―)・・・樹脂、非鉄金属におけるC面取り加工で鏡面加工を実現。C1~C5までの面取り化可能。
 ▼N-BoringBite(単結晶ダイヤモンドボーリングバイト)・・・樹脂、非鉄金属における内径旋削加工で鏡面加工を実現。最小加工径φ3~φ6まで、磨き加工が困難な内径加工を切削だけで鏡面に。
 ▼N‐RadiusMill(単結晶ダイヤモンド1枚刃コーナーR付スクエアエンドミル)・・・φ0・1~φ12までラインナップ。NCルーターやマシニングセンタで使用可能。
 ▼N-Drill(単結晶ダイヤモンドドリル)・・・溝の付いた先端形状の単結晶ドリルの標準化は世界初。樹脂、脆性材における穴明け加工で高精度かつ鏡面加工が可能に。φ0・3~φ1・5までをラインナップ。
 ▼N‐DoubleSquareMill(単結晶ダイヤモンド2枚刃スクエアエンドミル)・・・φ0・3ミリの2枚刃エンドミルは世界初。φ6までラインアップしている。NCルーターやマシニングセンタで使用可能。2枚刃によって、超精密加工が効率的に。


N‐Brand第二弾  集合写真