転造タップの新製品「GREEN TAP(GRT)」を出展披露するオーエスジー。製造工程で消費電力を削減、二酸化炭素削減に寄与していく
GREEN-TAP M6×1 CUT
オーエスジーは、自動化、省人化に加え、環境配慮に寄与する製品の提案にも踏み込んでいく。
注目したいのが高性能・低炭素型転造タップの新製品「GREEN TAP(GRT)」。昨年のEMOショー、メカトロテックで概要が紹介され、このほど製品化に漕ぎつけた。
広報担当者は「独自の製法を採用し、従来と比較してタップ製造時の消費電力量を削減。GRTを選択いただくことを通じてCO2抑制、環境への配慮を意識頂ければ」とアピールする。
独自の形状は、被削材の塑性流動をCAE解析し、刃先強度を最大限に高めるために開発された特殊ねじ部仕様。耐欠損性・刃先強度の向上により、高い耐久性を実現していくが「耐久性の向上は、廃棄物削減にも繋がる」メリットも。
粉末ハイスを採用し、Vコーティングを施すことで高い摩耗性を発揮。ラインナップはM1~M6の食付き山数1山タイプと、M2~M6の食付き山数2タイプ。13アイテム。
様々な被削材、幅広い加工でプレミアムな工具ブランドとして確立されているAブランドからは、エンドミル、ドリル、タップ、スレッドミルといった多様な工具種が出展される。
▼高硬度鋼用超硬エンドミル ロングネックラジアスタイプ 高能率仕上げ用4刃「AE-CPR4‐H」
▼非鉄用DLC超硬エンドミルシリーズ
▼3D~50Dタイプと、加工深さに応じた油穴付き超硬ドリル「ADOシリーズ」
▼A‐SFT・A‐POT・A‐XPFなど幅広い被削材に対応するAタップ
▼ミーリング加工でねじを切削するためのAスレッドミル・・・など
このほか工具関連では、セラミックスや超硬合金、石英ガラスなどの硬脆材をマシニングセンタで加工できるPCD工具「6C×OSG」、小型マシニングセンタに搭載可能な軽量大径ディスクカッタ「PFDC」などが出展予定だ。
バーコードを読み取るだけの簡単操作で在庫管理をデジタル化し、発注から納品までのタイムラグを短縮できる、24時間365日利用可能な工具自販機「MONOlithbox」(モノリスボックス)。
「在庫切れリスクを低減し、欲しい時に欲しい数だけ、工具をすぐに購入できる。深夜、休日を問わない」ばかりか「自販機内の在庫数や購入数をリアルタイムで確認できるため、遠隔地の管理や他部署への情報共有も容易に行える」。
さらにグループ企業とのコラボレーションとして、再研磨・再コートを提案。省資源化、地球環境保護の一環としてもアピールしていく。
A Brand Banner
モノリスボックス