拡販4新製品の深耕へ、ライノス。「未知なる工具を既知なる工具に」

株式会社ライノス

株式会社ライノス

JIMTOFに向け、気合を入れる山﨑さん(右)と森さん

切削工具の価格改訂について、ライノスは8月受注分から実施に踏み切った。
 濱口課長は「自助努力も限界との判断がベースにある。2022年以来の改定で、安定供給のための措置と、取引各社へ御理解を得ることに努めている」と価格改訂への協力を仰ぎながら「JIMTOFでは『未知なる工具を既知なる工具へ』とのスローガンを掲げ、この1年、市場浸透に留意してきた4製品を中心に、更なる深耕を目指していきたい」と語る。
 高精度な穴加工と平坦な底穴を高能率に加工できるボトムドリルリーマー。ライノスのオリジナル製品として、鋼加工用に加え、アルミ加工用もラインナップし、用途を広げている。
 バリ取りカッターとして、拡販を目指すのがボールポイント超硬バリ取りカッターだ。全長150ミリというロングシャンク仕様でクロス穴や裏バリ取り加工にお勧めの逸品と言えようか。
 広がりを見せている樹脂加工分野向けにはノルウェー・クラウン社のアクリル加工用1枚刃超硬ソリッドエンドミルをラインアップする。
 穴の位置決め加工の工程削減や抜けバリ抑制に最適とアナウンスするのが超硬3枚刃のシックスマージンドリル。高速で安定というメリットも体感できるだろうか。
 「時間短縮、工程集約への提案としても、この4製品を核にアピールしていく考えだ。また、参考出展となるが、非鉄用の工具を提案していきたいと思う。詳細は、是非、ブースに来場し、ご確認頂ければ幸いだ」。