Cominix会総会開催。提案される商材や情報は貴重と語った橋本会長

ＪＩＭＴＯＦ開催期間中の１１月８日、第２１回Ｃｏｍｉｎｉｘ総会が都内のホテルで開催された。
　冒頭、挨拶に立った橋本会長（シーメック会長）は「円安の環境下、エネルギーや食料品など、様々な分野で値上げラッシュが続いている」との状況確認のあと「Ｃｏｍｉｎｉｘが唱える生産性の向上は、非常に印象的で、提案される商材や情報の提供は、社運にも関わる。Ｃｏｍｉｎｉｘブースはもとより、ＪＩＭＴＯＦ各ブースを回り、情報収集に努めて頂きたい」と訴えた。
　続いて柳川Ｃｏｍｉｎｉｘ会長が登壇し「アメリカ大統領にトランプが選出されたことで（日本の）景気が良くなると思う。ただ、ＥＶ化の影響は大きいだろう。その下で、工具に対する経験知に思いを馳せれば、切削問屋らしい問屋はあるのかと自問せざるを得ない。あまり流れない工具でも在庫する必要はあるかと思う」と自身の考えを語った。
　また、柳川社長は「ＥＶ化やカーボンニュートラルへの取り組みは予想できても、実際にはどうなるのか、イメージできないことが多い」と述べる一方「労働人口の減少は、ＡＩの導入など、市場縮小への対応へと舵を切る必要が出てくる。ただ、どのような状況下になっても、営業の行き着く先は、顧客のニーズに応え続けることに尽きる」との基本姿勢を改めて強調した。