ユナイテッドグラインディング日本法人が発足。市川社長に聞く、今後の展開

日本法人のトップに就いた市川社長
ユナイテッドグラインディンググループの日本法人が発足し、日本の工作機械関連業界で豊富な経験を積んできた市川敏彦社長が就任した。ワルターやエワーグ、スチューダといった個別の企業名なら日本でも馴染みがあり、現場で工具加工機や円筒研削盤を活用しているユーザーも、層を成すまでに浸透しているが、ユナイテッドグラインディンググループと聞いて「?」を付ける人は多いはず。発足した1月に市川社長を訪ね、新会社の概要や役割をはじめ、今後の日本での活動の方向性についてヒアリングを試みた。
◆
ユナイテッドグラインディンググループは世界的総合メーカーとして著名で、これまでに15万台以上の機械が製造され、ワールドワイドで納入。有する応途範囲は研削、放電、レーザー加工をはじめ、測定や積層造形と多岐にわたり、20か所以上の製造、アフターサービス、販売拠点に、およそ2300人の従業員を擁する、4部門9ブランドの工作機械メーカーで構成される。
具体的には平面・プロファイル研削のMÄGERLE、BLOHM、JUNG、円筒研削のSTUDER、SCHAUDT、MIKROSA、工具加工のWALTER、EWAG、積層造形のIRPDの各メーカーを傘下に抱える。
「その日本法人となった我々は、顧客から問合せを受ければ、どのブランドであれ、本社と連携しながら対応していくことになる」との基本スタンスを説明する。
日本法人発足に際し、グループトップのステファン・ネルCEOは「日本人的発想で行動していくことがベストと考えており、日本法人にとっては、身近に機械と接するチャンスを今後、どんどん設けていくことが大切」との考えを披歴する。
事実、日本法人でも、すべてのブランドを一か所にまとめて展示できるショールーム開設を検討しているそうだ。
最後に市川社長は「当面は、私自身が広告塔となって、既存のお客様に、可能な限りお邪魔して、ユナイテッドグラインディングについて、ご説明したい」。
どのような企業体へと成長するのか。楽しみが増えたかと思う。
ユナイテッドグラインディングは、ワルター機に関する技術セミナーを以下の通り開催する。場所は第4回のみ東京本社オフィス、その他は名古屋オフィス(第1回は2月13日、14
日に実施済)で開催の予定だ。
◆
▼第2回(4月17日、18日)研削盤ソフトウエア「ツールスタジオ応用」定員6人
▼第3回(5月22日、23日)小径工具の実加工、測定トライ:φ1ミリボールエンドミル(予定)の加工、測定を通じて「小径工具加工の勘どころの御体験」定員6人
▼第4回(6月19日、20日)研削盤ソフトウエア「ツールスタジオ初級」定員6人
▼第5回(7月17日、18日)メンテナンス:
17日・FANUC機メンテナンス・・・①メンテナンス項目②簡単なトラブルシューティング③Acronisを活用したバックアップ作成④簡易精度確認方法、リファレンス取得方法
18日・測定機メンテナンス・・・①メンテナンス項目②Tim以外のソフトウエアを使っての動作確認方法③ステップゲージの使い方、ライトの明るさ調整方法④PCのトラブルシューティング 定員6人
▼第6回(9月18日、19日)研削盤ソフトウエア「ツールスタジオ応用」定員6人
▼第7回(11月20日、21日)WALTER研削盤を使いこなそう!
高精度加工:熱変位補正、自動振れ補正、FACETTING、機内自動補正(IMS)、Wheel Data Connect、プロファイル水平3・5軸加工
高能率加工:効果的な粗加工、X POWERドレス、自動ホワイトストーンドレッシング、各種チャック、フィードレートオプティマイザー TS2・1以降のバージョンをお使いのユーザー様に有効な機能をTS3R4の実機を用いてセミナーを実施
定員6人
*内容、日程が変更になる場合もある。