ダイジェット工業決算(連結)発表。今期は「自動車の新モデルリリースに期待」(高柳営業部長)

ダイジェット工業株式会社

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決算説明に当たる高柳営業部長

ダイジェット工業の2024年3月期決算(連結)は、売上高83億4400万円、営業利益で1億1200万円となり、国内売上減(12・6%減少)が、全体の利益面でも足を引っ張った形となった。
 売り上げの83%を切削部門が占め、2年前から工具比率アップが継続しているのも、この間の特徴で、合金素材部門が6%、耐摩耗部門で11%のシェア。製品別の売り上げでは切削工具68億8600万円、合金素材が5億2900万円、耐摩耗工具で8億8100万円となった。
 切削工具は、金型業界向けに「SKSエクストリームEXSKS05形」、航空機産業やEV化向けのアルミ加工需要の急増を背景に、「エアロチッパーミニ MAM形」など、ニーズに即応した新製品を連打した。
 高柳営業部長は「自動車の新モデルがリリースされれば、金型需要が発生し、弊社にとってもフォローの風が吹く。また、宇宙開発に関連する引き合いも増え始めており、期待の持てる分野になってきた」との絵を描きつつ「直需代理店全社訪問して、ソリューション提案を推進していく。4月に専任チームを結成した」と直需ルートの深耕・強化に言及した。
 また、海外の切削工具の動向では「中国でローカル企業からの特需が発生し、減少幅が2・5%に留まったこと、分母は、まだ小さいが、インドが伸長し、海外シェアとして東南アジア全体の5%を抜いて6%となった」(高柳営業部長)とのトピックスを紹介した。
 2025年3月期決算(連結)は、売上高88億円、営業利益3億円、経常利益3億円、親会社利益に帰属する純利益で2億5千万円を見込んでいる。