コイズミツールがモノづくりフェア(マリンメッセ福岡)に初出展。小径ダイヤモンド工具を提案し、将来への接点探る場に。
展示会出展を活かし、アピールに繋げる小泉社長
コイズミツールは、10月16日から3日間、マリンメッセ福岡で開催される「モノづくりフェア」に出展する。
小泉社長は「弊社のような特殊工具をアピールする場合、展示会出展の有効性を強く感じるようになってきた。モノづくりフェアでは、九州エリアで、ポテンシャルユーザーとの接点を見出していく機会にしていきたい」と意欲を見せながら「ブースでは、小径のダイヤモンド工具を展示し、その将来性を探っていく場にしていく」考えのようだ。
昨年初出展したメカトロテックで「困りごとの解決が、即、評価に繋がり、中部圏の顧客確保に繋がった」経験が、営業的な広がりばかりか、技術上の研鑽に繋がっている。展示会を活かさない手はないとの思いが小泉社長には強く、来年3月のグラインディングテクノロジー、そして10月のメカトロテックを見据えている。
コロナ禍、そしてポストコロナを通じて、小泉社長が学んだことは「規模の拡大だけではなく、得意とする独自技術を世の中に広めていくメーカーとして成長していくことだ」と語る。「5年前の2018年に比べて売り上げは大幅に減少したが、利益では変わらない」状況に転じている。
設備投資に関しては「1年、2年のレンジで自動化、省人化を展望していきたい。先陣を切るのは、宇都宮製作所のTGR‐250で、12月の導入が決定している。自動化への道を進めていく契機にしていきたい。このほか、刻印機や測定機を新たに設備していくことも念頭にある」そうだ。