サカイの上田営業所が新築移転。北信越を繋ぐ切削工具のネットワーク網がさらに充実。

株式会社サカイ

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サカイの装い新たとなった上田営業所

 

  •  今期の状況を把握するため、酒井基和社長を訪問した。
  •  「振り返ると『まだら模様』と言えるが、6月までの上期は落ちていなかった。だが、通期ではマイナスと世間並みに」と酒井社長。
  •  だが、前期は過去最高の売り上げ。「数%の落ち込みに留まって良かった」「高原状態だった2016年、2017年と比べても悪くない」との感想と指摘も。
  •  今期の需要の特徴では「自動車以外の産業からの引き合いが新たに発生してきている。そこでの特徴を把握していくことが極めて重要であり、注視していきたい。また、新たに取引できるようになった販売店との付き合いを大切にしていきたい」。
  •  今期のトピックスでは、上田営業所の新築移転が挙げられようか。
  •  「長野県をメインに、富山、石川両県をもフォローする営業所。北信越を繋ぐ切削工具のネットワーク網として、地域性を活かした工具の取り揃えができるようになってきた。まだまだ、拡充途上であり、新たな上田営業所にご期待頂ければ」と酒井社長は訴える。
  •  因みに上田営業所は平成10年に開設された。
  •  さて、2020年だが、その動向をどう見るか。
  •  「取引メーカーの注残消化が見込まれるなか、良くて現状維持。減速の可能性は十分にある。だが、5Gの需要が出始めているとの報にも接している。電子部品や燃料電池関連の需要にも着目している。悲観するばかりではない」。