グランピング分野は35%アップと大躍進。ロボ展には、3600人集客したシュンク。

シュンク・ジャパン株式会社

シュンク・ジャパン株式会社

小物パーツ搬送のデモが行われた

  •  年が明けてシュンクジャパンの谷本社長を訪問し、昨年の総括と今年、2020年の活動方針等について取材した。

 

 

  •  グリッピング分野は2018年並みで推移する一方、クランピング分野は35%の伸びを記録し、大躍進を遂げた。
  •  谷本社長は「ある意味、明暗を分けた形になる。クランピング関連は、5軸加工機の普及が追い風となり、流通のネットワーク網もうまく機能して、いい結果に繋がった。バイス、チャック中心に知名度アップとともに市場に浸透した形になった」と語る。
  •  セミナー等の活用も功を奏したようだ。
  •  一方、グリッピング分野は「客先のプロジェクトの延期などがあり、商談が長引き、成立が難しい面がある」。
  •  年末に開催された国際ロボット展では3600人がブースに来場した。
  •  「前回は2500人だったので、1000人以上来場者数が増えた形。関心の高さをひしひしと感じた次第だ。協働ロボットの導入を検討しているユーザーが確証する場にもなったかと思う。対応するグリッパーを豊富に展示していたからだ」。
  •  ロボット工業会では、6%の伸びを期待しており、協働ロボットの市場拡大が予想される。
  •  「グリッピング分野の課題は、EV化の中で新たな組み立て工程が模索されることに関連し、この移行過程で発生してくるであろう、需要にいかに対応していくか、ということだ」。
  •  高いニーズのあるツールチェンジャーなど、アクセサリー関連の販売に注力していくことになる。
  •  「市況はいいとは言えないかもしれないが、新規開拓を通じて得られた信頼関係の深化、リピーターに対しては、改善ニーズの掘り起こしに努めていきたい」と谷本社長は締め括った。

 

連日、大賑わいを見せたシュンクブース

連日、大賑わいを見せたシュンクブース