10回目の節目迎え、夏の北海道を2泊3日で満喫-ダイジェット会総会
10回目を迎えたダイジェット会総会
- 2泊3日の北海道を満喫‐第10回目を数えるダイジェット会総会が、節目を迎えたこともあり、本州の暑さと一線を画した北海道で執り行われた。
- 総会の冒頭で挨拶に立った衣斐誠会長(丸一切削工具社長)は「世界的にいいニュースが少なく、1、2年先がどうなるかわからない。が、ダイジェット会としては、どのような状況になろうとも、ユーザーニーズをしっかりと捉え、市場にマッチした商品をダイジェット工業に開発して頂き、国内シェアをアップさせていきたい」との決意を表明した。
- 今年度の行事予定では、総会のほか、本社および三重事業所でダイジェットスクールが来年2月に予定されている。
- メーカーを代表した生悦住歩社長は「半導体や建機関連が上昇を辿り、工作機械の状況はいいが、工具は盛り上がりに欠ける。前年度は当社も業界平均の売り上げ3・9%減となった」と振り返りつつ「欧州支店の現地法人化(独)の設立で、4月から新規開拓、デリバリー強化に努めており、並行しながらドイツ国内の地区ごとに代理店網を拡充させつつある」欧州強化の体制に触れた。
- また、ダイジェット工業の商品構成について「7割までは切削工具で占めるようになった。昔に比べて合金、耐摩関連がシェアでは減少しているものの、タングステンを使用しないサーメタルの例など、こだわりのある製品開発の手は緩めない」との現況を語った。
- 古林雄一常務からは「高硬度材・難削材加工用工具や、特殊対応のドリルについて、エクスプレス対応を考慮に入れた即応体制を整えていきたい」と語り「工具以外では、サーメタルを用いた金型の展開、異形金型の形状精度アップを目指す」との考えが示された。
- さらに堀滋営業部長からは、メカトロテック発表予定の新製品についての全国キャンペーンをはじめ、オリジナルセールの提案などが示された。
- 総会終了後は、登別の温泉に浸かり、日ごろの疲れを癒すとともに、2日目は、ゴルフと観光の2組に分かれ、北海道の大地で「非日常」を堪能。3日目は、ニッカウヰスキーの余市蒸留所見学及び小樽市内を散策した。
ニッカウヰスキー蒸留所で
衣斐誠ダイジェット会会長
生悦住歩社長