今後はドリルに注力、新製品投入もーダイジェット工業
- ダイジェット工業の第2四半期決算(連結)によると、売上高は前年同期比8・7%減の46億7600万円、営業利益は同42・5%減の2億4700万円、経常利益では同48・4%減の2億3700万円、親会社株主に帰属する純利益が同48・8%減の1億4900万円の減収減益となった。
- 広報担当者は「期初より、厳しさを予想していた。利益面では、後半、頑張っていきたい」としながら「切削工具は、金型用、難削材用をキーワードに、伸び率を意識しながら取り組んでおり、なかでも新製品比率(発売3年以内の製品)が35%を占めるまでに成長しており、柱になりつつある。需要動向では、航空機向けの特殊品が年々、まとまって出ていくようになり、売り上げ確保に貢献してきている」そうだ。
- 「通期に向けては、新製品をてこに新規開拓も進め、景気上昇への『種まき』を意識している。自動化、無人化への対応を図り、生産性が上がってきて『弾』も揃いつつあり、今後は、ドリルに注力し、新製品投入も計画。海外についても市場に見合ったターゲットに絞り込んでプロモーションを展開中だ」。
- ラインナップの拡充では、高硬度向けの新製品も視野に入れていると言う。
- 通期での売上高は同1・0%増の101億円、営業利益が同10・4%増の5億円、経常利益は同7・1%減の5億円、親会社に帰属する純利益では同14・1%減の3億5000万円とした。