5月以降、新規案件、見積もり依頼は増加(ダイジェット工業)。 サマーキャンペーンは「ドリル祭り」を計画、特約店は7月から先行実施

ダイジェット工業株式会社

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4月のインターモールドで出展されたショルダー6

  •  今期に入って、早くも2カ月が過ぎた。「出足」の状況はどうか。キャンペーンの計画等も含め、福井国内営業部長、有吉企画室長を訪ね、ヒアリングを行った。

 

 

  •  4月~6月で見た場合、海外は堅調に推移していると言う。
  •  「中国、北米が回復し、受注、売り上げともに底堅い。一方、国内については、昨年10月~12月と上昇を描き始め、今年の1月に入って、もう一段階ステップアップ。この流れが期を跨いで4月まで継続したが、5月から足踏み状態になっている」そうだ。
  •  だが、状況の変化は数字だけに表れる訳ではない。
  •  「まだ、形になっていないが、新しい見積もり依頼や新規案件が増えてきているのも事実で、6月に入ると、航空機分野からも新たな引き合いを頂くようになっている」。
  •  変化が起こり始めているのは確かだろう。
  •  新たな取り組みと言う点では、今期は各支店で市場ニーズに沿ったオリジナルキャンペーンが企画されている。
  •  「大阪支店では、5月から、大物部品加工をターゲットとする新製品、ショルダー6のアピールに努めている。マーケティングの観点も踏まえ、暫くお付き合いのなかった、お客様を中心に提案しており、ハードルは高め。しかしながら、広島エリアで実績が出始めるなど、実を結ぶケースも出てきている」との手応えを語る。
  •  また、詳細は次号に譲るが、サマーキャンペーンは「夏のドリル祭り」と題し、ドリルに特化して市場深耕を図っていく方針を打ち出す。
  •  「金型向けだけではない、マシニングセンターのユーザーを意識した新製品も盛り込んでいく。サマーキャンペーンの実施期間は、8月から10月を予定しているが、特約店様には7月からの先行発売を計画している」。
  •  7月にリリースされる新製品には「ストライクドリル」と言う「多様な被削材に『ど真ん中ストレートの穴を開ける』ドリルの発売を控えている。詳細は次号で取り上げたい。

 

ストライクドリル

ストライクドリル