伊藤学取締役が社長に就任、フジBC

フジBC技研株式会社

フジBC技研株式会社

伊藤学新社長

  •  2015年にフジBCに入社した。
  • 「30歳を前に、身の振り方を!という話があった。大学を卒業後、IT系企業でエンジニア職に従事していたが、28歳の時、社内人事で、コンサルタント関連の部署に異動するか、誘いを受けていたフジBCに就職するか。結局、コンサルの仕事を2年間、経験して、入社した」そうだ。
  • フジBCでは、伸び代が高いと言われるセミドライ関連部門からスタートした。
  • 「切削工具との2本立てだが、売り上げではセミドライ関連の方がシェアは高い。社内では世代交代が起こり始めており、今年の5月から当社は48期に入ったが、50期に向けた人事体制を構築していく段階を迎えたと言えようか」。
  • 切削工具とセミドライの「2チーム」の垣根を取っ払う方針を打ち出す。
  • 「訪問現場では、どちらでも、提案が可能であり、双方を伸ばすためには、1人のスタッフで『完結』できた方が効率的なのは言うまでもないからだ」。
  • 切削工具では、エンドミルに力を投入していく一方、セミドライではメーカーとして技術力、開発力強化に努めたいと言う。
  • 「2016年から新三協工具の販売に手がけるようになり、展示会やWEBなどを活用して、認知度をさらに上げていく段階を迎えた。代理店の新たな獲得も視野に入れている。勝率も高く、利幅もあるダイヤモンド関連の販売には特に注力していきたい。セミドライで蓄積した金型の知見は、エンドミルの拡販にも活かせるものと確信している」。

 

  • プライベートでは、今は上が2歳と3カ月、下が10カ月になる娘さんがいる。
  • 「趣味は何かと尋ねられたら、子育てですかね。日記を綴るのが楽しみです」。
  • 伊藤前社長で会長の長男に当たる。慶応大学理工学部卒の35歳。