機上測定へのフォローの風継続。ブルームノボテストが今年も順調な滑り出し。
山田社長
中国の工作機械関連展示会、CIMTから東京のインターモールド会場入りした山田社長をブースに訪ねた。
「中国事情的には、EV購入の優遇が撤廃され、中国の工作機械需要がトーンダウンしているうえ、日本からの中国への輸出についても、色んな面で厳しくなってきている」と中国の旬の話題に言及してくれた。
今期は早くも1クォーターが経過した。
「機上測定の『普通』が加速し、需要をさらに刺激し、数字を押し上げてくれている。好調な滑り出しであり、昨年10月~12月に比べてもアップしている」と言う。
機上でワークをチャッキングしたまま計測することによって、無駄のない効率的な加工をサポートしていく。
「機上測定は、間違いなく高生産性に直結する。だが、そこから一歩進んで、逆にどのよう提案が、機械を操作するオペレーターの感性に響いて、モノづくりを進化させていけるのか。この問題意識を発展させていけば、測定技術を通じて、見えないものまでも数値化していくような場面も(オペレーターサイドでは)想定できるように思う」との、感性に訴える測定、品証の世界をも山田社長は展望する。
CNC制御の素晴らしさは、測定による保証によってはじめて信頼性を得る。それを確証するのがオペレーターと言えるだろうか。