メカトロテック「見て歩き」
ライノスブースでは、ヒルトラインのサイズ拡充に注力した
- ライノスが注力したのは、スイスのステンレス製クーラントホース「ヒルトライン」に新たにラインナップされた微細加工用。内径8分の1イントが追加された。
- トーカロイは、超硬と言えばトーカロイのイメージ作りに腐心。ブースは1コマながらも、おしゃれなブースの装飾の役割も担った大型モニターは圧巻で、限られた有効空間のなかで、露出の大きさでは満点だったのでは?
- 田野井製作所は、転造タップの新製品「W–TF」(ダブルタフレット)のイメージカラーが赤。ブースも同じ色調に統一され、来場への「動員力」となったと思う。
- エバーケミカル工業は、オンリーワン商品の第一弾として、超硬 材加工用の研削液を披露。手荒れの問題についても、相談に応じていた。
- シュンクジャパンは、2面拘束用のツールホルダ―を初出展したばかりか、スリムハイドロタイプのツールホルダ―、5軸加工用の売れ筋バイスなど、話題の豊富さは、いつもながら、流石だ。 YKTでは、ポリゴン加工機能を追加したロロマティックの円筒研削盤「NP5」のアピールに力を入れた。若い人からの関心が高く、機械の前で釘付けになる姿も。
- マパールからは、何と言っても、3Dプリンターで製作されたスリム型ハイトルクチャックや、レーザー焼結法適用の外径リーマ出展が目を引いた。先端技術を取り入れ、しかも、量産化の道筋をつける手腕は、先進技術力の高さを示している。
- 大阪工機は「ニューセンチュリー」という新しいエンドミルを披露した。今後、シリーズ化していく方針で、今回が第一弾となる。
- 菱高精機は、工具再研磨の「イプシロン」、画像工具測定機の「ジャストスコープ」を出展。着実に知名度が上がってきている。 昭和電機はプッシュプル型の換気装置「ベンチレーサ」の拡販に注力している。会場では、化学物質リスクアセスメントに関するセミナーも行われていた。
シュンクブース
セミナーの実施回数を上げ、化学物質リスクアセスメントへの理解を訴えた昭和電機ブース
レーザー焼結法で製作した外径リーマ
演出に工夫を凝らしたトーカロイブース(写真は佐藤所長)