掲げたテーマは「鏡面加工の新境地へ」—ユニオンツール
新製品「CLRS」登場

ユニオンツール株式会社

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モックアップを手にしてアピールする名古屋営業所の渡邉所長(左)と雪野係長

メカトロテック開催が迫ってくるなか、主管となるユニオンツール名古屋営業所の渡邉所長、雪野係長を訪ね、見どころを聞いてみた。


 掲げたテーマは「鏡面加工の新境地へ」‐新製品の2枚刃ロングネックラジアスエンドミル「CLRS」を引っ提げ、訴求に努めていくことになる。
 渡邉所長は「底刃にネガティブフラット面形状を採用し、ラジアスの平面加工の中で、底面にカッター痕を残さず、鏡面仕上げを実現。Raでは弊社従来品に比べ、半減を達成した。これまでは後工程で『痕』を除去する、人が介在する工程を必要としており、この点では、人手不足への対応にもなる」とアピールする。
 工具サイズはφ0・2~6ミリまで、187型番をラインナップする。
 雪野係長は「対象となる被削材は、硬度的には、生材から40HRCが最も適しており、55HRCまで加工できる。64チタンをはじめ、SUS、銅、アルミ等と幅広い。ブースには、大手ユーザーとコラボした加工サンプルを展示しており、ぜひお近くで、ご確認いただければと思う」。
 このほか、60HRC以上の高硬度材に対応するスクエアエンドミル「HGS」、高送り加工で差別化する「CEHS」など、金型のみならず「部品加工でもユニオンツール」を幅広く、浸透させていきたい考えだ。
 10月23日には、13時からテクニカルワークショップを開催。テーマは「加工精度を次のレベルへ!現場の課題を解決する最新エンドミルの活用法」となる。