パワーダイヤモンド400を出展。研削と放電の1台2役で差別化。ワルターエワーグジャパン
グラインディング・テクノロジー展で提案するパワーダイヤモンド400
- コロナに尽きる2020年だったと池田社長は振り返る。
- 「1月、2月という2020年の出足は良かったものの、4月以降は落ち込みを免れなかった」。
- 総じて「現時点で、新規設備は考えられない」という顧客からの対応は「延期」「凍結」に直結した。
- 「ただ、サービス部門は、要望への対応で忙しくさせて頂いた。なかには顧客の工場のレイアウト変更に伴う、新たな提案も行えたりした」そうだ。
- JIMTОFオンラインは、その場での限られた製品の紹介だけでなく自社ホームページへの「誘い」の機会として活用し、「来場者数500人」というリストの有効利用も念頭にあるようだ。
- 「昨年の10月、11月では、受注でも成果が見られるようになり、市況感的にも戻りつつあることを実感できてきている」。
- 2021年の早い段階でアピールの場となるのは、目前に迫りつつある3月初旬開催のグラインディング・テクノロジー・ジャパン展だ。待望の「リアル」展示会でもあろうか。
- 「ドイツ本社が独・グラインドテックの日本版とのイメージを抱いており、同じユナイテッドグラインディンググループの研削盤メーカーと協議して『出そう』と決断した。当社では、ワルターのパワーダイヤモンド400を出展する。研削と放電をこなす、1台2役の訴求力のある機能を備えており、これまでも大手自動車関連メーカー等への実績が高く、他社との差別化でも有効な機種に挙げられる」。
- スチューダ、ブルームユング(カタログ展示)との共同出展となり、グループの知名度アップも期待できようか。因みにスチューダは「S31」の出展となる。
- 「開催が幕張メッセということもあり、関東方面でのアピールに繋がることも期待している」。
- 話は変わるが、昨年、エワーグは、大胆なリストラ策を実施、人員整理や汎用機などの廃盤を決めるとともに、レーザー加工など先端技術に注力していく「改革」にも着手したことも記憶に新しい。
- 「さて、2021年だが、市場のパイが小さくなるにしたがって、その中で何を取るか。そのための『仕掛け』をどのように作るか。現時点ではホームページの充実やメールマガジンの活用、オンラインを活用したサポート実施や日本独自の販売促進策を考えている。先行きは読みづらいが、ニーズを見ながら提案できればと思っている」。
池田社長