ワルターエワーグジャパンの見どころはグループ挙げて注力する、CORE コーナー必見
府内さんとショールーム内のヘリチェックプラス。JIMTOF-では、CORE-コーナーに注目頂ければと訴える
UGG(ユナイテッド・グラインディング・グループ)の一員として、JIMTOFに出展するワルターエワーグジャパン。見どころのポイントは何か、池田社長、冨田営業部長を訪ねて、ヒアリングを行った。
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デジタル化への対応として、UGGが推進する「C.O.R.E」コーナーへの関心を引き出していく場にしたいと言う。
池田社長は「昨年10月のEMOショーで初公開、今年6月に独・シュトゥットガルトで開催されたグラインディングハブでも提案された。当グループ8部門がラインナップする研削盤に共通する操作パネルで、ユーザーの好みに応じて、インターフェースを設定でき、タッチディスプレイとアイコンによる直感的で、扱いやすさを特徴とする」そうだ。
JIMTOF出展予定のヘリトロニックパワーダイヤモンド400に「C.O.R.E」を搭載し、インターフェースの説明に時間を割いていく計画。デジタル化への新たな高まりを期待しない訳にはいかないだろう。CORE搭載機は現時点で、パワーダイヤモンドのほか、パワー、マイクロ、ビジョンの4機種となる。
他の見どころについては「3Dセンサ搭載のヘリチェックプラスも是非、体感いただきたい。形状などをスキャンして、取り込み、測定していく、その利便性をアピールしていきたいと思う」と池田社長が語る一方「機内測定についての提案にも、注目頂ければ幸いだ。Laser Contour Chech(レーザー・コントゥア・チェック)と呼ぶ機内測定(オプション設定)で、これはグラインディング・ハブで初お披露目したばかり。今回のJIMTOF展示機には間に合わなかったが、この機会にその利便性をお話しできればと思う」。
以上が、ワルターエワーグジャパンからの提案概要となる。
近況のニュースでは、中国で生産し、中国国内で販売されていた工具研削盤「G200」が、昨年から台湾などで販売開始、そして、今年からチェコのクシム工場で生産し、全世界で販売していくことになった。
「ジャパンにも、G200に対する問い合わせが増えてきた。セールスポイントは省スペース」(冨田営業部長)になるそうだ。
ワルターの業績は、1月~6月の上半期は、事業再構築適用による受注が4割にまで達したと言う。
冨田営業部長は「引き合いは大手含め、堅調な一面もあるが、円安の定着で延期案件も発生していることは確かだ。太物のイメージが強いワルターだが、小径向けのマイクロの実績が上がってきたことも、この間の特徴」と付け加えた。