ねじ切りトラブルソリューションテーマに討議会。
デモに見入る参加者
一般社団法人「中部部品加工協会」(代表理事・村井正輝氏)は10月28日、オークマ・グローバルCSセンターで、ねじ切り加工をテーマに討議会を開催した。「部品加工には、ねじ切りはつきもの」だけに、そのトラブル解決への一助として企画されたもの。
参集した40人以上のメンバーが各班に別れ、台形ねじ加工やPTねじ加工などのデモを見学。その後、議論に移ったが「PTねじが切れない。切削油や周速、下穴等、いろいろとトライしているがムシレてダメ」「小径ねじで苦労している」「台形ねじで、ビビり穴で苦慮してきた」など、ねじ切りを巡り積極的な経験談が紹介された。
これら意見に対し、ねじ切りに効果のある切削油、チップ、ツーリングの各社から商品の説明を含めた提案が行われ、オークマからは主軸の回転数を自動的に変えられる「加工ナビ」、カトウ工機からは「マイクロフロートタッパー」シリーズが取り上げられた。
次回の企画は12月2日、愛知・日進市にあるタンガロイ工場見学・工具マネージメント紹介が予定されている。