三井精機MTFの来場者は計画通り。本社の初日は過去最高を記録

三井精機工業株式会社

三井精機工業株式会社

展示機を入念にチェックする来場者(写真は三井精機提供)

  •  MTF2020の名古屋会場にお邪魔した。
  •  「スタートを切った本社では、初日に800人の来場があり、これは過去最高記録。工作機械ユーザーを呼び戻すという意図で工場見学ツアーも成功裡に終えることができ有意義な場となった」と広報担当者は開口一番、本社での状況を語った。
  •  今回のMTFの精機関連では、5軸マシニングセンタ「Vertex55XⅢ」に初の2APC仕様が登場した。また、ジグ研削盤「PJ812」にHSK‒A100を搭載し、50番主軸に相当する、より剛性を高めた仕様で「40番主軸に比べ、テーパの当たりが2倍になり、長くて、大径のボーリングバーでも精度良く仕上げ加工が可能に」‐アピールの重点が置かれた。
  •  近況については「マシニングセンタは、落ち着いてきたが、機種によってもバラつきがある。台数ベースではあまり落ちていない。ただ、引き合いから受注に至るまでのプロセスが長くなってきた。工作機械はリピーターが中心。国内外比率は6対4と国内が多いが、最終的な仕向け地は海外と言うケースも多い」と広報担当者は語る。
  •  名古屋会場では、2日目の特別セミナーの評判が良かったことも付記したい。来場者は2日間で1071人。目標の1000人を突破した。
  •  残るは大阪会場のみ。最後の「仕上げ」も楽しみだ。