三井精機のMTF、全国3か所ともに想定以上の来場者で賑わう。
名古屋会場の様子の様子
- 三井テクニカルフェア(MTF)2017の名古屋会場は、本社で設定した目標の来場者数1000人を軽く突破。コンプレッサ主体だが、PJ812、J350Gなどの工作機械部門の新製品も出展され、JIMTOFで実機の確認ができなかったユーザーにとっては、「当てにしていた機会」だったそうだ。
- PJ812は、JIMTOFで初出展された新製品で、ジグボーラーの高精度位置決めと高精度形状加工を実現させていく「究極のマザーマシン」を謳う。
- 熱変形を考慮した門形シンメトリー構造を採用。新摺動機構で0・1ミクロンに追従する。
- 「新たに開発した主軸の熱変位補正でZ軸の変位量は、従来の3分の1に改善された」といった、特徴を備える。 ジグ研削盤の新製品であるJ350Gは、砥石自動切込みストロークを従来機の2mmから53mmに拡大。異径穴の連続自動加工範囲を飛躍的に広げた。
- 顧客の動きについて、広報担当者に聞いてみたところ「国内は、自動車、航空機、金型、精密部品加工・・・と広く行きわたっており、海外は、北米では主力の航空機分野で8割、中国、台湾、韓国という括りでは、高精度な工作機械への引き合いが増えてきた」そうだ。
- 2月の埼玉本社を皮切りに始まったMTF。名古屋を経て、3月初旬の大阪で閉幕した。
- 来期は創立90周年。多様な試みに目が離せない年になりそうだ。