三菱マテリアルが各地でDIAEDGE特約店会開催。今期、国内は7.6%アップ目指す
中村加工事業カンパニープレジデント
- 三菱マテリアルDIAEDGE(ダイヤエッジ)特約店会が各地で開催され、中村プレジデント自ら今期の目標をはじめ、各種設備投資、物流体制の見直し、在庫サービス率など、多岐にわたる各指標について説明を行った。
- 三菱マテリアルの前期の売上高は1兆6600億円、うち加工事業カンパニーは1ポイントアップの社内シェア10%となり、およそ1660億円規模となった。
- 社内で「市場成長以上の成長が期待される事業」に位置付けられるなか、中村プレジデントは「社内シェアでは、15%まで高めていきたい。今期は加工事業カンパニー全体で売上高5%成長を掲げ、国内は7・6%の伸びを目指す。足で稼ぐことを通じて数字に繋げていきたい」と意気込みを見せる。事実、主要4分野の産業別伸び率(国内)では、2016年を「100」として、2018年は、自動車「127」、医療「139」航空宇宙「139」金型「106」と堅調に推移している。
- 一方「景気の波に乗るには『土台』が大切」として、今年度の設備投資について、内訳を提示しながら概説。
- 「51%は生産能力アップに、開発では新技術開発用設備で5%、品質分野では自動検査システム・自動搬送システムに7%、安全・環境に8%、保守関連で21%」と振り分ける計画だ。
- 商品の安定供給という観点からは「東南アジアの在庫品も国内に移送するといった、物流センター間の在庫を自動で移動させることで、欠品リスクの最小化を試み」ながら、生産能力向上、品質改善と組み合わせ「2019年度末までに在庫サービス率98%達成」を目指し、新製品化率でも24%→35%を目標に据えた。
- このほか、キャラバン活動の「2300件、4億6500万円」の目標設定や小物部品に特化するPMG活動の深耕、テクニカルセンターの独・シュトゥットガルト開設、さらにインド・プネでも準備を整えていると言う。
- また、金子営業本部長は営業の課題として①持続的成長の達成②営業面での生産性向上③人の採用と育成‐を挙げ、ソリューションの提供とテクニカルセンターへの投資や産業別アカウントへの取り組み、女性スタッフの教育・育成、海外人材の受け入れ検討について言及した。
- 堀江流通部長からは特に、サマーキャンペーン(6月1日~8月31日)への協力依頼が行われ▽Aコース=ベース金額+目標金額達成ごとに1人、マカオツアーにご招待▽Bコース=ベース金額+目標金額達成ごとに1人、沖縄方面ツアーにご招待‐という各詳細について説明が行われた。
各地で開催されたダイヤエッジ特約店会(写真は中部)
年間表彰の場で特約店代表と記念撮影に収まる金子営業本部長(左)