三菱マテリアルが各地でDIAEDGE開催。売り上げ計画では2019年度比「126%」目指す

三菱マテリアル株式会社

三菱マテリアル株式会社

小原プレジデント

三菱マテリアル加工事業カンパニーは、5月半ばから、近畿・北陸ブロックを皮切りに、全国4ブロックで相次いでDIAEDGE特約店会を開催した。

 小原プレジデントは「加工事業カンパニーは、2023年度第3四半期決算補足資料によると、売り上げで8%、経常利益で24%を占めており、弊社全体でも投資を集中していくカンパニーに挙げられている」と説明する一方「主要人事として、海外の強化としてメルロCSOを採用するとともに、営業幹部では藤林営業本部長、萩谷国内営業部長それぞれの就任を決定した」と語った。
 今期の基本方針では、自動車、航空機、金型、小物部品加工を主要ターゲットに「インサート事業の強化、ソリッドツールの成長加速を掲げ、2019年を『100』とすれば、2024年は『126』の指標を目指す」との考えを明らかにし、拡販製品では、鋳鉄旋削加工用「MC5100」シリーズ、鋼旋削加工用「MC6100」シリーズというCVDコーテッド材種、ミーリング加工用コーテッド材種「MV1000」シリーズがそれぞれ名指しされた。
 また、超硬のリサイクル事業では、2030年までに「80%以上をリサイクル原料にする」との目標のもと、今期は「56%以上」と設定された。
 藤林新営業本部長は直需の営業はじめ、MMCハードメタルタイランドの社長、直前では岐阜製作所長を務めるなど、製販ほか海外も経験した自らの経歴に触れながら、特約店各社に対し「現在、在庫は整っており、供給体制に不安はない。お客様に密着してお客様に満足頂けるよう活動を行う。また、新製品開発も進めていきたい」との所信を語り、続く 年間表彰では、優秀な成績を修めた特約店の代表に表彰楯を手渡した。
 国内営業については萩谷新国内営業部長が登壇した。
 「1990年に神戸製鋼所に入社し、藤林と同期。また、入社時点で括れば小原とも同期と言う巡り合わせになる」と自己紹介のあと「国内営業は前年比15%アップの予算を組んだ。注力製品であるインサート、超硬ドリル、超硬エンドミルを軸に、新規顧客・新規案件の獲得に拘り活動を行う。また、売り勝つことが求められており、6月からスタートしたJIMTOF招待セールはじめ、目前に迫った7月からスタートするサマーセール、11月のJIMTOFまでに100回に及ぶ講習会の開催、年間3000人のお客様を製作所・加工技術センターにご招待することを実施していきたい」との国内営業方針を語った。


DIAEDGE特約店会の様子


優秀な成績を修めた特約店代表に藤林営業本部長から表彰楯が手渡された