中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)
公募は2026年9月まで
設備投資で補助金の活用が可能ならば、積極的に取り組むメリットは大きい。昨年からスタートしている中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)は、公募が来年9月ごろまでと長期間で、しかも採択に当たっては1~2か月程度と、比較的短期間で結果が出る。
補助金の目的は「人手不足解消に効果がある汎用製品を導入するための事業費等の経費の一部を補助することにより、省力化投資を促進し、中小企業等の付加価値額や生産性向上を図るとともに賃上げにつなげる」とある。
活用を検討するユーザーは、対象となる商品を「製品カタログ」から選択し、販売事業者と共同で申請する形式。販売事業者は「販売製品登録」が前提となるが、7月9日から製品カテゴリ単位で販売実績のある中間卸業者と取引があれば、直接の販売実績が無くても「販売製品登録」が可能となった。因みに製品カタログとは、予め、補助の対象として事務局が登録した製品リストを指す。
「申請時には、労働生産性を向上させる事業計画を策定し、採択されれば、計画達成に向けて取り組む。申請時に策定された賃上げ目標を達成した場合、補助の上限額が引き上がる」。
補助金の交付額は①製品本体価格の1/2②補助金限度額‐のいずれか低い方となる。
従業員数5人以下の補助金限度額は200万円、賃上げ目標達成時300万円、6人~20人では、それぞれ500万円、750万円で、21人以上は、1000万円、1500万円となる。
今回、ブラザー工業からの対象機種などの案内より、1面で広告の形で、ご協力頂いた。参考にして頂き、国内のものづくりを活性化させていくためにも、積極活用を期待したい。