クーラント液の流量を監視し加工上の悩みを解決
ブースではエフモを使って流量計測が行われた
- 愛知時計電機は、静電容量式電磁流量モニタ「エフモ」を出展。
- クーラント液にスラッジが混じり配管内に蓄積すると、クーラント液の流れが悪くなり、冷却効果も低下する。これが、加工寸法のバラつきや刃物の寿命低下、研磨焼け・ムラを引き起こす。エフモは、水溶性クーラント配管の流量を監視することによって流量の管理を容易にし、流量低下が引き起こす以上の問題の回避に資する装置となる。
- エフモには、「5つのない」という特長と「5つのできる」という機能を備える。
- 「5つのない」について、
- ①電磁誘導の法則を測定原理としており、流量計測を行う流路部には貫通構造で「可動部がない」ため圧力損失がなく、耐久性が良い。
- ②流体が電極に「接液しない」構造のため、流路部内に異物・付着物がついても正しい流量計測ができる。
- ③流路部を矩形にして流路部内の流れを安定させ、「直轄部不要」を実現した。
- ④コンパクトなボディで「設置場所を大きく取らない」。
- ⑤電源ノイズ対策がいらない。
- つぎに、「5つのできる」について、
- ①流量正常時(緑色)と異常時(赤色)との表示色を変化させることにより流量異常が一目で認識できる。
- ②サブ画面に任意の名称・番号を表示させることにより複数台設置時でも識別できる。
- ③外部からの入力信号でトリップ積算の積算値リセット・ゼロ点調整ができる。
- ④メイン画面・サブ画面の流量表示の反転、
- ⑤簡単な設定変更で流れ方向を切り替えることができる。