電力で刃物寿命を診断 設備監視装置「MULTI LOGGER」
設備監視装置「MULTI LOGGER」
- 愛知機械テクノシステムは、設備監視装置「MULTI LOGGER(マルチロガー)」を展示。これは、工作機械のモータの電力をモニターし診断することにより、刃物の摩耗、欠損を発見し、刃物交換時期を通知する装置。
- 刃物の交換は、定数交換が主流であるが、マルチロガーは寿命診断による交換が可能となる。定数交換に比べ、刃物消耗数及び交換工数の低減を図ることができる。また、刃物の微欠損も検知できるため、品質不具合流出を防ぎ、不具合発生率とクレーム費の低減も図ることができる。
- 既存設備に後付けすることでき、工作機械の主軸モータのサーボアンプから5本の線を装置に繋ぐだけで電力測定が可能となる。
- 刃物のみならず、ベアリング等の劣化も検知することができるため、設備の重大トラブルの事前防止が可能となる。
- ネットワーク機能も備え、メール発信やパソコンでリアルタイムに設備を監視でき、指定のサーバーフォルダーに全波形データを保存できる。1台のパソコンで64台もの装置の監視を可能としている。