松本機械工業がメックス金沢に出展、ワークショップではシステムインテグレーターを集客。自動段取りを提案。

松本機械工業株式会社

松本機械工業株式会社

松本機械工業の「旗頭」は実に鮮明だ

 

  •  この2年間で、設備投資は一巡したのか?‐「昨秋から潮目が変わってきた」流れに対する桑本部長による疑問符の伴う自答である。
  •  「働き方改革が進行する過程で、今年から大手企業先行だが、省段取り・省人化による生産の確保がより重要、と認識されるようになってきている」。
  •  事実、自動化提案の同社の目玉である「QJC」(クイックジョーチェンジチャック)=ツメ自動交換・加工ワーク着脱、「AJC」(オートジョーチェンジチャック)=ロボットによる全ツメ同時自動交換、それぞれへの「ハードターニング需要」は高い。人手不足の補完のみならず、品質向上にも道を拓くだろう。
  •  「MEX金沢では、エンドユーザーに機械やロボット、自動化システム、その他装置を提案するシステムインテグレーターを集客したワークショップを開催する計画。当社も、システムインテグレーターとして、注力していければと思う」と桑本部長は語る。
  •  工作機械メーカーによる値上げ表明は、受注における「トーンダウン」を招くかもしれないとの予想もあるが、周辺機器とのコラボには、まだまだ、追求の可能性は高い。
  •  「今期の売り上げは、減少を予想するが、利益面は、しっかりと確保していきたい」は、自然体の発言と受け止めた。