ユキワ精工ツーリングユーザー、アルファテクノロジー訪問。加工音が静かになり、課題解決に。

ロボドリルで発生していた荒加工音問題を解決したのがグリーンG1チャックだった
紆余曲折を経て、アルファ―テクノロジーは2016年に設立された。
創業者の中嶋直文社長は「56年の人生の中で、様々な社会勉強をさせて頂いたが、得意とする部品加工業で、今後ともお役に立てればとの思いで独立させて頂いた」と、今から10年近くになる当時を振り返る。
向き合う産業は、航空機(機内に設けられたタブレット端末の枠組みなど)、レンズや筐体などの光学系、医療関連(人工骨などのインプラント)・・・と幅広く、しかも受注先は全国にまたがっている。
「複数の商社さんを通じて仕事を受注し、必要に応じて同行営業にも関わっている」と言う。
材質ではアルミが多く、ワークの大きさではA3~A4サイズに収まる。「ヤマト便で送れるかどうか」(中嶋社長)という基準があるらしい(笑)。
製造を担う松山製造グループ部長は「基本的に図面や3Dで指示いただくが、場合によっては、加工サンプルを送っていただくこともある。1ロットが1個~10個の場合と1000個~2000個と数がまとまっている2種類の流れがある」ようだ。
設備は、コスパが高く、メンテナンスフリーという点が評価され、ファナックのロボドリルが多数、導入されている。
中嶋社長は「創業時に5台、あとは補助金の活用も駆使して購入し、現状で9台と最も多い。あとは、2018年に、精度面での安心はもちろん、夜間の操業に活かそうと標準でパレットチェンジャーが付いた安田工業のPX30i、昨年は旋削機能付きのブラザ―工業のスピーディオをそれぞれ現場に据えた」と語る。
ユキワ精工との出会いは、酒巻社長と青年会議所で「先輩、後輩の関係」。「是非、弊社のツーリングを試してみてください」との、お誘いがきっかけ。
松山部長は「2022年で、比較的受注量の多かった冷却装置部品(銅製)の荒加工で発生する音に悩まされていた時期と重なり合っていて、切削条件は同じでツーリングだけ、ユキワ精工のグリーンG1チャックに変えてみた」ところ「加工音が極端に収まって、静かになった」と言う。
中嶋社長は「周辺は民家であり、音に対しては最も神経質になっていたが、ユキワ精工のツーリングを活用することによって、解決することがわかり、昨年のスピーディオ導入時にまとめて30本ぐらい、スーパーG1チャックを購入した」惚れこみようだ。
締め括りとして、ユキワ精工に対する要望を聞いてみた。
「φ6以下の細モノ加工が7割と多いため、このレベルの小径用の製作をお願いできればありがたい。そうなれば、ユキワ精工のツーリングを活用できる分野が相当、広がってくる」と中嶋社長、松山部長は口を揃えた。
安田工業にもスーパーG1チャックを装着、夜間運転の連続運転をサポート