2新製品を出展、アピールするケミック。エコフレンドリーシリーズとグランドマスターシリーズを今後の柱に
油剤をチェックする野口さん
ケミックはJIMTOFでどのような提案を行うのか-蓼沼社長に打診したところ、新製品をリリースすることにしたと言う。開発に従事した橋本課長を訪ね、取材した。
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「エコフレンドリー(EF)シリーズ、グランドマスター(GM)シリーズを開発し、JIMTOFで披露。今後、柱にしていく新製品としてアピールしていきたい」。
EFシリーズは、環境に優しく、長寿命という特性を備える。
「脱鉱物油を掲げ植物油をベースとして、エステルタイプの潤滑油を使用している。CO2削減への貢献も開発テーマとして意識した」そうだ。
工場内外で環境への負荷低減が求められるのは今やトレンドだ。
一方、GMシリーズは、アルミや銅・マグネシウム・超硬といった、加工の材料別に特化した、高付加価値を伴った製品群だ。
「ターゲットを明確にしているだけに切削油のロングライフも、お約束できる。たとえば、4ドラムから2ドラムへと大幅な削減が可能で、省資源化、コストメリットにも直結していく。加工部品の表面粗さといった精度面でも期待して頂ければ」と訴える。
JIMTOF2022では、加工現場における切削油の役割について、理解している技術者がまだまだ、少ないとの判断のもと、2つのシリーズがもたらすであろう効果を理解いただく場としたい。