特殊ニーズを中心とする発掘には、地元商社との連携不可避を訴えるコイズミツール。
来年はJIMTOF出展を計画、展示会の積極活用加速

左から取材に応じてくれた倉澤営業課長、大澤営業スタッフ、小泉生産技術スタッフ
メカトロテック出展が2回目となるコイズミツール。「会期中は食事をする時間の確保さえ難しかった」‐そう語るのは、ブース責任者を務めた倉澤営業課長だ。
「大手自動車メーカーの方も来られたが、基本的に工具そのものを扱う現場の人が多い。もちろん、ブース来場者数は前回を上回る盛況さ。ワークを持参しての相談や、小ロットでの依頼は、どこにお願いすればいいかなど、弊社の技術が活かせる問い合わせが実に多かった」。
次回も出展!中部エリアは外せない‐と即決したのも、半ば自然の成り行きだろう。
「弊社が注力しているオイルホールの詰まりを解消し、再生させる相談が多かったことも、次回の出展に向けて背中を押してくれた」。
もちろん、来場者には、地元商社の方も多い。
「特殊ニーズを中心とする需要の発掘には、商社のスタッフの方との同行PRは欠かせない。技術営業を核にしつつ、フットワークの軽さが期待されており、この間、知遇を得た複数の商社を通じて、中部でも実績を伴いつつある。最近では、訪問先のポテンシャルユーザーの方から、工場見学の打診を受けることも。とにかく、現場への改善意識が強い」。
倉澤課長は、顧客に寄り添った、技術に裏付けされた営業スタイルの実践を強調した。
「新規開拓において、点から線、線から面へと展開していく上でも、営業スタッフの充実は避けて通れない。来年のJIMTOFにも出展を計画している」など、展示会の積極活用を図っていく。