サイトウ製作所が第三工場建設に着手。間接部門を集約し、第一、第二の各工場の生産スペース拡大へ
齋藤社長
- 過去最高の売り上げをキープしているが、得体の知れない高い需要に乗っかっているとしか言えない‐と語るのは齋藤智義社長。
- 「サプライチェーンが非常に高度化・複雑化している環境で、実需の量と勢いを測る事が益々困難になってきている。流通では、『契約上』国内販売だが、部品ベースでみると、内需とは言えないだろうと思う」。
- 径3ミリ以下への需要が増え、「小径比率がさらに高まってくる状況」の中で、宮城・角田工場では、このほど第三工場の建設に向けた地鎮祭が行われた。
- 「間接部門を集約し、第一、第二各工場の生産スペースを拡大していく。生産増強に対応する措置となる」。
- 生産数量は伸びているが、さらに効率よく作り込んでいく工夫も必要になってくるだろう。
- 「1本、1本、作っていく技術と、毎回100本、安定して作っていく技術は、まったくの別物。本数の多い・少ないに拘わらず、コンスタントに出る『定期便』を切らさないことをより、意識していきたい」と語る。
- パブリックの展示会では、今秋には、米・IMTS、独・ABM、そしてJIMTОFと、大きな展示会が目白押しとなる。
- 「IMTSは、ほぼ初参加。アメリカの子会社であるアトム・プレシジョン・オブ・アメリカで出展する。アメリカ市場では、標準品は医療分野向けが多い。事実、この分野は伸長している。AMBは初参加であり、このアウェーの舞台で何を得ていくか、得られるか。楽しみにしている」。