多様な産業が、アトムを下支え! コロナの影響は微減
齋藤社長
- ユーザー層の幅広さがコロナの影響を最小限に抑える事に繋がっている好例と言えるのではないだろうか。
- 齋藤社長は「一般的に切削工具は、自動車及び関連部品の比重が高い。それゆえに、コロナの影響によるサプライチェーンの滞りの影響は拭えないと思うが、当社に即せば、最終的な需要層は多岐にわたる。しかも、ストレートドリルに代表されるニッチな分野は、中小の企業によって支えられている」と落ち込みの少なさに言及する。
- リーマンショック時は2009年度が前年対比で45%減。今年の1月から4月期の昨年対比は10%強の減少で踏みとどまっているそうだが「ただし、今後はどうなるか。油断はしていない」。
- 「多岐にわたるお客さんに当社の工具をご愛顧していただいている現状に感謝すると同時に、日本のものづくりの今後の産業変化によって、廃業される選択肢の可能性も高いのではと推測している」。
- リスクの想定の仕方は、企業によって、異なるのは至極当然だろう。
- 現在、角田工場は、様々な感染対策を施し、社員には通常よりも負担を掛けながら通常稼働を維持するよう努力しているとの事。
- 「コロナに感染しない、させない努力は引き続き行って行くつもり。一方で生産体制やPR等の営業手段もコロナをきっかけに垣間見た近未来の実像と捉え、過去の慣習にとらわれることなく、臨機応変に考え、対応して行きたい」と結んだ。