欧州バイヤーから積極的な質問多数-サイトウ製作所

株式会社サイトウ製作所

株式会社サイトウ製作所

参考出展の溝付き50Dドリル。是非、覗いて、と齋藤社長

 

「最初の3日間で、前回に匹敵する来場者数となった」‐と齋藤智義社長は、反応の高さの一端をそう、語った。

 

「JIMTOFは海外からのお客様が多い事もあり、今回は国内のお客様だけでなく、海外から来訪者に対する取り組み方を変えて臨んだ。」

「今まで海外市場は単発からのスタートが多く、その後の展開が十分でなかったが、今回は海外からのお客様とも接点を広げ、後につなぐ事を意識した」。

今回是非、扱ってみたいという欧州のバイヤーからは「寿命はどれくらいか?」「被削材ごとのパフォーマンスを知りたい」といった具体的な質問が飛び交った。

「今まで遠く、ハードルが高いと感じていた欧州市場を攻める事で、結果的に当社のものづくり・販売のアプローチが変わっていくと思う」。

欧州市場へのコミットに対し、齋藤社長は「本流を攻める」という言葉を使った。

「来年、ドイツ・ハノーバーで開催されるEMOショーに単独出展することを決めた。需要を探りつつ、代理店の『発掘』作業に取り掛かることになる。どこで買えるか、応えられるように体制を整えていきたい」。

 

小径需要は、なぜ、高原状態をキープできるのか。

参考出展された溝付きの50Dドリル、その趣向を凝らした魅せ方にも、目を奪われたが「来場頂いて、そのポテンシャルの高さは、確実に感じている」そうだ。

提案に当たっては「ニッチ戦略」をいかに構築していくか、欧州をターゲットにした場合でも引き続きテーマになるだろう。