引き合い急増の裏座ぐりカッターは、メカトロテックでも好反応。 ライノスが強調する「下穴径と座ぐり径の差が大きい加工が可能に」

新人とは思えない堂々とした対応が印象的だった伊勢営業スタッフ
メカトロテックでアテンドしていた、高安営業スタッフと新たにライノスに加わった伊勢営業スタッフに、来場者の反応を取材した。
今年に入ってから、独・ハーマンビルツ社の裏座ぐりカッターに対する引き合いが急速に増えてきた。
「その需要は造船業を中心に水処理プラント設備製造や車両製造など地域に遍在することなく全国レベルで発生しており、しかも、新規顧客からの引き合いが多い」と言う。
汎用タイプ、偏心タイプを揃えるほか、量産向けオートフェーサータイプもラインナップしている。刃の仕様についてもハイス及び超硬チップ交換式に分けられる。
「今後、需要を十二分に精査する必要はあるが、メカトロテックでも、非常に反応が良く、ニーズは高かった」と指摘しつつ「注目されるのは、下穴径と座ぐり径の差が大きい加工。たとえば、汎用タイプでは案内(下穴)径がφ12・0に対して座ぐり径φ30・0の座ぐり加工が出来たり、アジャストスリーブを使用することによって案内径を調節できるタイプもあり、下穴径と座ぐり径の差を幅広く選定出来るアイテムが充実していることも特徴の一つである。また、座ぐり径は最小でφ6・5~最大φ125というサイズまで対応可能だ。
その一方で、現場で従事している来場者が多いためか、工程集約に寄与するツールに対しても好反応が示された。
「完全袋穴・座ぐり穴を一発で、しかも穴加工精度でH7を実現するボトムドリルリーマー、高精度な公差穴のバリ取りや球面の倣い加工に威力を発揮する、ボールポイント超硬バリ取りカッターを手にする人が多かった」。
伊勢スタッフは入社間もないとのことだが、来場者相手に、堂々とした対応が印象的だった。