「半導体関連、樹脂(ゴム)加工向けに照準」(山勝商会)九州半導体産業展にも出展

メカトロテックでアテンド予定の中沢さん
山勝商会は10月、九州半導体産業展、メカトロテックと、相次いでパブリックの展示会に出展する。
YMKT部の笠井課長は「半導体産業と樹脂(ゴム)加工向けの提案を行っていく」との狙いを踏まえながら「特に初出展となる半導体産業展は、今回が2回目の開催。初回は、2日間で来場予想5000人に対し、実際は、7300人という集客実績となったことから、展示面積を増やし、会場となるマリンメッセのA、Bの両館を使用することになっている」と語る。
半導体製造装置向けの一例では、真空チャンバーの底面加工用として「スーパーへ―ルバイト(PCD=アルミ用)(CBN=ステンレス用)とアリ溝カッター(超硬)を組み合わせてアピールしていく」計画で「磨きの後工程に困っている需要を意識し、面品位にまで配慮してくことで、この工程を省くことに寄与できればと思う」とPRする。
一方、樹脂(ゴム含む)加工については、裾野の広がりに着目しない訳にはいかないだろう。
「ホームページなどを通じて、知らないユーザーからの問い合わせが増えてきている。樹脂やゴムと言っても、ウレタンやシリコンなど実に多様で、特性も様々。特化した工具があまり見られないなか、弊社が提案する専用工具は、まとまって購入いただけるケースが増えてきている」(笠井課長)。
このほかの出展製品では、クロス穴の需要を見据えながら、バリの発生を低減させる8Dのドリルやモジュラータイプのツーリングも提案していく予定だ。