前期は増収増益、設備投資はすでに完了し、生産性アップに余念がない。

株式会社日新ダイヤモンド製作所

株式会社日新ダイヤモンド製作所

河辺清能社長

  •  「前期は増収増益で終えることができた」と、総括する河辺清能社長。産業別では、航空機、半導体関連が好調のようだ。

 

  •  「営業戦略に対して結果がついてくるようになってきた。社員も自信になったと思う」。同社は、営業先のターゲットを絞り、目標を立て、戦略を練って営業活動を展開。これが奏功し、増収増益の要因の一つとなった。
  •  そして、「利益分は、すでに設備投資に充てた」そうで、「今期はスタートしたばかりだが、設備投資は終了済み」という。
  •  社長に就任したのは平成24年。今年で5年目を迎える。「就任以来、設備投資ばかりしてきた」と振り返る。あいば工場の建設、工場内の設備導入など、積極的に設備投資を行ってきた。そこには、「一人当たりの生産性を向上させたい」との思いがある。そのためには、無人化の対応、適切な設備と人の配置など合理的な運営が欠かせない。
  •  「一人当たりの生産性向上」への取り組みは、設備の充実だけにとどまらない。「社員教育の一環として、社内推薦図書を自ら選定し、会社で購入している」と語る河辺社長。昨年7月には、社内推薦図書を活字本からマンガに変更。「社員には勉強してもらいたいが、活字本はとっつきにくく、かえって勉強が進まない。その点、マンガは短時間で読めるし、わかりやすい。内容もしっかりしている」と、現物を見せてくれた。
  •  読了後に感想を求めることはめったにないが、「会議での社員の発言から意識の変化を感じる」そうだ。その他、「課長必読本」も設けるなど興味深い取り組みがなされている。
  •  興味深いといえば、従来から行っている会社からの誕生日プレゼント制度。誕生日を迎えた社員は、プレゼントの国旗か図書カードが選択できる。「なぜ国旗を」との質問に「国旗に対する意識を持ってもらいたい」と。祝日には、会社でも国旗を掲げる。
  •  「前期は、戦略が奏功した一方で失った注文もある。今期は、目標を更に大きくして新規開拓に取り組む」と、今期の方向性を示す。
  •  最後に「米大統領選後、株価や為替の面では光が差したようにも思うが、不透明な要因も多い。世の中の情勢がどうあれ常に最悪の状況を考えて、一人ひとりの能力向上に努めたい」と、語った。