日本木工機械展で松岡カッター製作所がダイヤツイストビットの「進化系」を披露

松岡社長
日本木工機械展開催を前に、松岡カッター製作所の松岡慶子社長を訪問した。
「木質材加工用のダイヤツイストビットの前回披露から2年が経過するなか、この間、テスト加工を通じて、欠けないメリットを追求してきた。形状的には強リードを採用し、切れ味を向上させ、生産性アップを具体化させている」との進化の側面に触れつつ「刃物の長寿命化を考慮すれば、加工での段取り替えの回数が減って、効率の面でも貢献できると考えている」とアピールする。
開催前の10月1日にリリースする計画だと言う。
「商品化に向けた、今後の話題となるが、樹脂加工用の超硬工具として、ウルトラシリーズを開発中で『樹脂を透明に切る』が謳い文句。工程の簡素化も意識している」そうだ。
テーマに掲げるのが、「超美仕上げ技術の追求」で、時代に適した材質を採用して、後工程を省いて、短納期対応に寄与していくことに主眼がある。
松岡カッター製作所の工具づくりは、ダイヤツイストビットに代表される木質材の加工とウルトラシリーズに体現される樹脂加工という、2つの大きな流れを意識しつつ、展開されていくそうだ。
「いずれも用途別の特化した工具。ターゲットを明確にして、需要を喚起していく戦略性を意識している」。
ともあれ、10月2日から3日間、ポートメッセ名古屋で開催される木工機械展では、ダイヤツイストビットの進化系をぜひ手に取って、ご確認あれ!